- 勉強しても点数が伸びない
- 人より勉強しているのに自分のほうが点数がわるい
- 短時間で効果のある学習がしたい
勉強効率を最大限にあげたい人にオススメの勉強方法があります。
それは「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる勉強方法です。
アクティブ・ラーニングとは、総じていうと『すべての学習の基礎となる最も効果の高い学習方法』と呼ぶことができる勉強方法です。
世に広まっている効果が高いといわれている学習方法には、「アクティブ・ラーニング」が含まれています。
スタディノオトでは、「アクティブ・ラーニング」を取り入れた勉強方法についてわかりやすく解説しています。
記事を読むメリット
・「アクティブ・ラーニング」に関して知識が深まる
・今している勉強方法が「アクティブ・ラーニング」に変貌する
・テストの点数に直結する勉強方法ができて、成績アップが見込める
結論を言います。
テストでいい点をとるために1番効果的な方法はアクティブ・ラーニングを行うことです。
勉強の成果が出る人と出ない人の違いは、アクティブ・ラーニングを行っているかどうかといっても過言ではありません。
記事を最後まで読み、アクティブ・ラーニングの知識を高め、実践して効果を実感してみてください。
アクティブ・ラーニングとは
「能動的学習」
アクティブ・ラーニング(active learning)とは、直訳すると「能動的学習」です。
つまり、自らが考えて行動する学習のことです。
アクティブ・ラーニングと対照的な学習方法として、パッシブ・ラーニング(受動的学習)というものがあります。
「アクティブ・ラーニング」と「パッシブ・ラーニング」の違いは下記となります。
パッシブ・ラーニング | アクティブ・ラーニング |
---|---|
黒板をそのまま写す | 黒板を自分の言葉に言い換えて写す |
教科書を読んで覚える | 問題集を解きながら覚える |
本を読む | 本を読んで感想を書き留める |
決まったことをしているだけのパッシブ・ラーニングと比べ、アクティブ・ラーニングは自ら考える要素を含んでいるのがわかります。
脳が活性化
アクティブ・ラーニングによって脳が活性化することがわかっています。
アクティブ・ラーニングの「自ら考える姿勢」が脳に刺激を与えているからです。
脳が活性化すると、集中力が高まるのはもちろん記憶力も向上します。
アクティブ・ラーニングは、脳を活性化させて学習効率を高める勉強方法なのです。
文部科学省も推奨
2018年には75%以上の高校でアクティブ・ラーニングを取り入れた授業を実施しており、2021年にはほとんどの学校で導入されています。
様々な職場で行われる研修にも、アクティブ・ラーニングが浸透してきています。
アクティブ・ラーニングの前提条件
「自ら考える姿勢」
アクティブ・ラーニングを取り入れた授業の例として、ALT(外国語指導助手)の先生による授業があります。
ネイティブな英語を学ぶ目的もありますが、実際に英語を話すことで学習効果を高める意図があります。
しかし、ALTの先生による授業で勉強効果を実感していない人も多いのではないでしょうか?
アクティブ・ラーニングのはずなのに効果が実感できない人がいるのは何故か?
答えは、「自ら考える姿勢」が欠けていることが原因です。
授業として「仕方なく英語を話す」ということは、作業を行っているようなものです。
決まったことを行う作業になっているということは、学習がパッシブ・ラーニングとなっているのです。
自ら考えて学習 | 仕方なく学習 |
---|---|
不明点を自ら探すようにして学習 | 不明点も気付かないまま学習 |
他に使える場面はないか考える | 言われたことをそのまま覚える |
他の言い回しを考える | 基本構文のみ覚える |
同じ授業でも、自ら考える姿勢があるかないかでここまで差が出てきます。
学習をアクティブ・ラーニング化するためには、「自ら考える姿勢」が前提条件となるのです。
アクティブ・ラーニング化させるには
「想起学習」と「再言語化学習」がオススメ
アクティブ・ラーニングを行うのに、学習方法を大きく変える必要はありません。
今している学習に、「自ら考える要素」を含む行動を取り入れればいいのです。
わたしがオススメするのは「想起学習」と「再言語化学習」です。
このどちらかを場面に合わせて取り入れてることで学習効率は大きく向上します。
「想起学習」
「想起」とは簡単に言い換えると「思い出す」ことです。
脳が最も活性化するタイミングは、思い出す作業を行っているときです。
想起が発生する代表例が「テスト」です。
テスト中は、答えを思い出そうと脳が活性化しています。
脳が活性化すると、記憶力もアップします。
苦労して思い出した問題ほど記憶に残りますよね?
あれは想起によって脳が活性化したことが影響しているのです。
「想起学習」とは学んだ内容を定着させるのに適した学習方法なのです。
想起学習について詳しくはコチラ⇩
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「再言語化」
「再言語化」とは簡単に言い換えると「自分の言葉に言い換える」ことです。
再言語化には勉強内容の理解度を深める効果があります。
友達に勉強を教えた経験はありませんか?
自分の言葉で友達に自分の知識を話すと、なぜか今まで以上に問題がわかるようになっていますよね。
あれは「再言語化」することで問題の理解度が深まったことが要因です。
自分の言葉に言い換えようとすると、脳は活性化します。
活性化した状態で勉強内容を言語化することにより、理解度が深まるのです。
勉強内容の理解度を高めるためには「再言語化」は必須だといえるでしょう。
再言語化学習について詳しくはコチラ⇩
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アクティブ・ラーニング具体例
勉強した内容を定期的に思い出す
「想起学習」を取り入れた例です。
ポイントは勉強した内容を「見返す」のではなく「思い出す」というところです。
学習した内容をすぐに確認すると、 思い出す作業がないため脳は活性化しません。
それでは勉強効率が悪いため、かならず「思い出す」作業を行ってから確認するようにしましょう。
板書は自分の言葉で書き写す
「再言語化学習」の例です。
板書をそのまま書き写すのは、パッシブ・ラーニング(受動的学習)です。
そのまま書き写すのはただの作業ですので、脳は活性化しません。
「どう書いたらわかりやすくなるかな?」,「ここは出題されそうだから印をつけておこう」と、自ら考えて書き写すことで脳は活性化します。
脳が活性化することにより、勉強内容の理解度が向上するため普段からクセづけることが大切です。
まとめ
- アクティブ・ラーニングとは自ら考えて行動する学習方法
- 学習をアクティブ・ラーニング化させるには「自ら考える姿勢」をもつことが大前提
- アクティブ・ラーニング化させる2大学習方法は「想起」と「再言語化」
「アクティブ・ラーニング」とは、レーシングカーで例えるとエンジン部分です。
どれだけ外観(勉強方法)を改造しても、よいエンジン(アクティブ・ラーニング)を積まないと速く走ることができません。
逆をいえば、どんな外観でも良いエンジンを積んでいれば速く走れるということです。
どんな学習をしていてもアクティブ・ラーニング化させることで、効率のいい学習方法に変化します。
同じ時間の学習をしても、以前より記憶量も理解量もアップします。
アクティブ・ラーニングの理解度を深めれば、学習効率は大きく向上するのです。
下記にて本記事で紹介した「想起」と「再言語化」に関して詳しく解説しています。
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