スタディノオト~Study Note~ 結果が残せる!勉強方法

【完全版】25分間の魔法!簡単に集中できるポモドーロ勉強法を解説

  • 勉強しても集中力が続かない・・・
  • 勉強中にスマホをいじってしまう・・・
  • 集中して勉強するにはどうすればいいの?

集中力が続かない人に、オススメの勉強方法があります。

それは「ポモドーロ勉強法」です。

なぜならポモドーロ勉強法は、簡単にできる超集中型の勉強方法だからです。

この記事では、「ポモドーロ勉強法の概要」や「ポモドーロ勉強法の実践方法」について解説しております。

記事を読むメリット

  • ポモドーロ勉強法の知識が身につく
  • ポモドーロ勉強法を実践できる
  • 集中した勉強時間がとれるようになる

結論をいうと、ポモドーロ勉強法は、

簡単に誰でも行える

集中力が高まる

記憶能力もアップする

という魔法のような勉強法です。

記事を読み進めて効果を実感してください。

ポモドーロ勉強法と

25分+5分=1セット

ポモドーロ勉強法は「ポモドーロ・テクニック」を用いた勉強方法です。

ポモドーロ・テクニックとは

仕事を25分ずつに区切り、間に短い休憩時間(5分)を挟みながら実行する時間管理テクニック。

25分+5分=1セット(1ポモドーロ)として4セット目に長めの休憩をとる。

ポモドーロ・テクニック同様に25分勉強し、5分休憩を1セットとして勉強するのがポモドーロ勉強法です。

名前の由来はトマト型タイマー

トマト型キッチンタイマー

ポモドーロ・テクニックは本来はイタリアの作家であったフランチェスコ・シリロ氏が開発しました。

フランチェスコ・シリロ氏が愛用していたタイマーがポモドーロ(イタリア語:トマト)型であったことからポモドーロ・テクニックという名前がつきました。

ポモドーロ勉強法のやり方

「25分勉強+5分休憩」を繰り返す

ポモドーロ勉強法の基本構造はとてもシンプルで、25分勉強をして、5分休憩するというものです。

時間はタイマーを使用して計測します。

しかし2つ注意がありますので必ず守るようにしてください。

スマホをタイマーとして使用しない

スマホにもタイマー機能がついていますので使いたくなる気持ちはわかります。

ですがスマホを使っての計測はやめてください。

なぜならスマホは集中力をうばう最強の敵だからです。

タイマーだけ使用するつもりでも、LINEなどの通知が目に入ると集中力が大幅に低下してしまいます。

(スマホが集中力を奪うという根拠はこちらで詳しく解説しています。)

タイマー機能しかついていないシンプルなものを使うようにしてください。

*オススメのタイマーに関する記事はこちらから

時間を守って行動する

よくやってしまいがちなのが、問題を解いている途中だからと休憩を先送りにすることです。

キリがわるいからと、決められた時間以上に勉強を続けるのはよくありません。

「時間管理ができなくなる」という理由もありますが、「25分過ぎても勉強を続けてOK」というルールが自分の中でできてしまうのが1番の理由です。

ポモドーロ勉強法は「25分で勉強を中断しなければいけない」というルールがあることによって、勉強に緊張感がうまれ深く集中することが可能です。

25分を過ぎても勉強を続けていいとなると、勉強に緊張感が生まれず集中力が低下してしまいます。

時間を守って勉強することが大切ですので、かならず守るようにしてください。

緊張感によって集中力が高まることを「デッドライン効果」と呼び、次章の「ポモドーロ勉強法の効果」にて詳しく解説しています。

机の上には、なるべくものを置かない

机の上には筆記用具だろうと参考書だろうと関連するもの以外は置かないようにしてください。

プリンストン大学の研究によれば、今している勉強と関係ないものが視界に入るだけで集中力が低下するということがわかりました。

スマホ・PC・使っていない文房具・参考書などは、必要なときまで視界に入らないように片づけておいてください。

また、スマホの通知はオフにしておくか、物理的に離れた位置においてください。

25分の間に緊急性の高い連絡は滅多にありません。

スマホの確認がしたいときは休憩時間に行うようにしましょう。

休憩前後で教科は変更しない

休憩前後で教科は変更しないようにしてください。

なぜなら休憩している間にも、脳は一生懸命働いてくれているからです。

脳は休憩中に「休憩前の教科についての情報処理」を行っています。

休憩後に違う教科をすると脳は激しく混乱するため望ましくありません。

例えるならば、パズルを組み立てている途中に、全く違う種類のパズルを混ぜられるようなものです。

しっかりと1つの教科の整理を終わらせてから別の教科をするようにしてください。

休憩時間はしっかり休む

ポモドーロ勉強法の休憩時間には、2つの効果があります。

結論をいうと、下記の2つです。

休憩の効果

  • 集中力の回復
  • 記憶の定着

ポモドーロ勉強法のポイントは集中力を維持することです。

休憩をしっかりとらないと、脳疲労から集中力が途切れやすくなってしまいます。

また脳に記憶が定着するのは、勉強中以外のとき。

つまり緩和モードのときです。

25分の勉強内容を5分の休憩の間に記憶に定着させるイメージです。

休憩時間も勉強時間に含まれていると割り切って、しっかり休憩するようにしてください。

筆者のオススメの休憩方法を紹介します。

各休憩方法には、カッコ内のような効果が見込めます。

休憩方法に関する詳細記事はコチラから

オススメ休憩方法

  • 5分休憩
    1. 瞑想(集中力回復効果大)
    2. 散歩(リフレッシュ+脳の活性化)
    3. ペットと戯れる(集中力維持)
  • 10分休憩
    1. パワーナップ(集中力持続的向上・眠気排除)
    2. ホットアイマスク(目の疲労回復・脳の疲労回復・リフレッシュ)

ポモドーロ勉強法の効果

集中して勉強に取り組める

ポモドーロ勉強法は、高い集中力を保ちながら勉強に取り組むことができます。

その理由は「25分で勉強を中断し休憩する」というところがポイントとなっています。

短い時間なので集中力が保てるということもありますが、時間を設定したことによる効果がもう1つあります。

それは、「デッドライン効果」です。

別名「締め切り効果」とも呼ばれています。

期限が設定されることによって、時間以内に終わせようと緊張感がうまれます。

脳は緊張を感じると、ノルアドレナリンという脳内物質を分泌します

じつはノルアドレナリンが分泌されると集中力や注意力が高まるという効果があります

ここでデッドライン効果の具体例を紹介します。

一夜漬けのテスト勉強

テスト前日に必死にテスト勉強した記憶はありませんか?

普段は集中して勉強できないのに、テスト前日になると集中して勉強できるのって不思議ですよね?

あれは脳が危機感を感じることで「ノルアドレナリン」が分泌されることが原因なのです。

ノルアドレナリンの効果によって、集中力を保ちつつ勉強できているというわけです。

一夜漬けの勉強内容が意外と頭に残っているのもノルアドレナリンの効果です。

ポモドーロ勉強法は「デッドライン効果」をうまく利用し集中力を高めているのです。

うぇる

わたしも時間設定して勉強するようになってからは集中力が格段に高まりました。

勉強した内容が頭に残りやすい

1つ質問をします。

想像してみてください。

勉強内容が頭に残りやすいのは?

  • 「2時間勉強」⇒「30分休憩」
  • 「1時間勉強」⇒「15分休憩」⇒「1時間勉強」⇒「15分休憩」

正解: 「1時間勉強」⇒「15分休憩」⇒「1時間勉強」⇒「15分休憩」

考え方としてはシンプルです。

脳は休憩中にも情報を整理するといいましたが、「1時間分の勉強内容」と「2時間分の勉強内容」どちらが整理するのが簡単かということです。

情報量が少ないほうが脳も効率よく整理することができます。

例えるなら「部屋の掃除」です。

部屋も散らかりすぎると片付けるのは大変ですけど、こまめに整理しておけば片付けるのもラクですよね。

それと一緒の原理が脳内でも起こっているのです。

整理する情報量が少なくなりすぎない絶妙な時間設定が「25分」なのです。

このようにポモドーロ勉強法は暗記面でも優れた効果があるのです。

集中力と注意力が鍛えられる

ポモドーロ勉強法は短時間で集中するというルーティンを繰り返します。

そのため、短時間で集中する力が自然と身に付き、集中力と注意力が強化されるのです。

スポーツでも、あえて短い時間の練習試合を行うことで、素早く集中するトレーニングをしますよね?

ポモドーロ勉強法は、このトレーニングを何度も繰り返してますので、必然として集中力や注意力が上がります。

鍛えられた集中力や注意力は、テスト本番時にも活きてくるのです。

ポモドーロ勉強法のメリット

時間管理がしやすい

1セットが30分ですので、勉強時間も30分の倍数で計算することができます。

時間を決めずに勉強するより、終了時間のメドもつきやすくなります。

細かく勉強時間をスケジューリングしている人には、扱いやすい勉強法となります。

アレンジがしやすい

目安は25分間+5分間ですが、自分なりにアレンジしてもかまいません。

大事なのは、決めた時間を守るということです。

休憩内容も自分なりに選択できるのもポイントです。

勉強だけでなく、仕事や部活などにも使えるので応用性もあります。

むずかしいルールがない

ポモドーロ勉強法には、むずかしいルールがありません。

使用するのもタイマー1つとシンプルです。

だれでもルールを読めば、すぐに実践できるというのがポモドーロ勉強法の大きなメリットです。

まとめ

  • ポモドーロ勉強法=簡単に集中力を維持できる
  • 1セット(25分+5分)を繰り返す
  • タイマーとしてスマホは利用しない
  • 机の上に余計なものは置かない
  • セット間で教科を変えない
  • 休憩時間はしっかり休む
うぇる

ポモドーロ勉強法はシンプルなのに効果絶大です!

多くの成功者たちが実践していたという実績もありますので是非お試しください。

下記の記事ではオススメの学習用タイマーを紹介しています。

使うタイマーによっても勉強効率があがりますので参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

うぇる

◆島根県在住 ◆勉強に関する書物を独自に研究 ◆年間に複数の資格を受ける勉強マニア ◆得た知識を、わかりやすく解説する『スタディノオト〜Study Note〜』を開設

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