スタディノオト~Study Note~ 結果が残せる!勉強方法

【完全版】9割以上がやっている?!絶対にやってはいけない勉強方法5選

  • テストの結果がいつも悪い・・・
  • 勉強はしっかりしているのに、高得点がとれない・・・
  • やってはいけない勉強法があれば知っておきたい!

勉強しても結果がついてこないと自分は頭が悪いんじゃないかって考えてしまいますよね。

ですが、安心してください。

結果がでないのは、あなたの頭が悪いわけではなくあなたの勉強方法に問題があるのです

なぜならテストの結果にもっとも影響するのは頭のよさではなく、勉強方法だからです。

この記事では、効率が悪い勉強方法を科学的根拠のもと解説しています。

記事を読むメリット

  • 自分の勉強方法を見直すことができる
  • 効率が悪い部分を改善することができる
  • 効率が悪い勉強方法を知ることで、反対に位置する効率がいい勉強法を知ることができる
うぇる

勉強でいい結果をだすためには、自分の勉強方法を見直すところから始まります。

記事を読み進めて自分の勉強方法は当てはまってないかチェックしてみてください。

効率の悪い勉強方法を続けると

周りに差をつけられる

「テスト勉強あんまりできなかったなぁ」なんて言いながら高得点を出す人は周りにいませんでしたか?

実際には隠れてやっていた人もいるのかもしれませんが、本当に勉強時間をとれなかった人もいたはずです。

ではなぜその人は短時間の勉強で高得点がとれたのか?

それは効率のいい勉強方法を知っていたからです。

「知っていた」というよりは「無意識」に実行していたのかもしれません。

勉強方法を意識的に気を付けている人は少ないです。

なぜなら学校の先生は、勉強は教えてくれますが勉強方法は教えてくれないからです。

勉強方法に関して学ぶ機会がないと、自己流の勉強方法が定着していきます。

効率がいい勉強方法をしているのならば問題ないですが、ほとんどの人はそうではありません。

効率が悪い勉強方法だと気づかずに勉強をし続けている人が大半です。

そうなると同じ勉強時間でも、勉強内容の定着率に明確な差が出てきます。

そうならないためにも早いうちに、自分の勉強方法を見直すことが大切なのです。

勉強がキライになる

効率が悪い勉強方法をすることで起こる1番のデメリットは勉強がキライになるということです。

いくら努力しても思うように結果がでないのであれば、ムリもありません。

周りから「成績が悪いのだから勉強しろ」とばかり言われて、どんどんイヤになる人も少なくないはずです。

ヤミクモに勉強しても思ったような成績はとれないため、悪循環ばかり続いていきます。

考えてみてください。

あなたの周りに「勉強が好き」という人はどのくらいいますか?

おそらくほとんどいないはずです。

みんな口を揃えて「めんどくさい」「ゲームがしたい」と言っているのではないでしょうか?

この原因は勉強に関するイメージが

時間はかかるけど成果がでないもの

一部の人しか好成績をとれないもの

となっていることが大きいです。

勉強がキライになると、そもそもの勉強時間が少なくなりますし、苦痛と感じる勉強は効果が薄いことも判明しています。

まずは勉強に対する苦手意識を克服するために、成績が悪い原因は勉強方法にあることを知り、勉強方法を見直すことが大切です。

絶対にやってはいけない勉強方法 5選

単語を覚えるだけの勉強方法

教科書の太字部分にマーカーを引いて覚えたり、年号をゴロ合わせで覚えたり・・・

重要な箇所のみ覚え、勉強を終えた気になっていませんか?

重要な箇所のみ覚えようとする気持ちはとてもわかります。

太字で書いてあったり、色がついていたりするとどうしてもその部分に目がいってしまいます。

ですが、太字のような箇所ばかり覚えると単語テストには強くなっても応用問題を解くのに十分な情報を勉強することができません。

日本史で例えてみましょう。

「1853年にペリーが黒船で浦賀に来航した」という文章にマーカーを引いて覚えようとしてみます。

単語だけ覚えようとすると「ペリー」「1853年」「黒船」「浦賀」とバラバラに覚えることになります。

空欄埋め

1853年に〇〇が黒船で〇〇に来航した

上記のような空欄埋めテストでしたら対応できるでしょう。

しかし下記のような問題ならどうでしょう?

選択問題

1853年にペリーが来航した目的は?

  • 壊れた黒船を修理するため
  • 開国を促すため
  • 日米通商航海条約を結ぶため
  • 浦賀襲撃のため

単語だけ覚えていては来航した目的もわからないし、当時の時代背景も不明です。

テストでは後者のような選択問題が出題されることのほうが多いので、単語中心での暗記はなおさら不利になります。

解決策

単語中心で覚えるのではなく、情報を1つのカタマリとして覚える「チャンク化」がオススメです。

チャンク化に関しての記事はコチラから

テキストを何度も読んで勉強しようとする

テキストを何度も読んで勉強するのは効率がわるいです。

勉強した気分は味わえますし、効果もあるように感じます。

しかし、実際にテキストを読んだ時間に比例する学習効果があるかというと、答えは「NO」です

テキストを読む学習方法は、受け身な姿勢であるため脳の活性化もイマイチです。

テキストを読むだけで大きく学習成果を得ることができたというデータもありません。

なにもしないよりはマシですが、ほかの勉強方法をとったほうがよっぽど効果があります。

テキストを読むのは必要最低限にしておきましょう。

解決策

学習を「アクティブ・ラーニング化」させる必要があります。

アクティブ・ラーニングに関しての記事はコチラから

長時間連続して勉強する

長時間学習することは効果が高いようにみえます。

しかし結論をいうと、長時間の連続した学習は効率がわるいです。

なぜなら脳には「集中モード」と「緩和モード」があり、知識が定着するのは「緩和モード」のときだからです。

もの忘れした内容を、思い出そうとしても思い出せないなんてよくありますよね。

しかし、ふと気を抜いているときに、突然思い出すことはありませんか?

一生懸命思い出そうとしているときは思い出せないのに不思議ですよね。

あれは、緩和モードのときに脳のなかで情報が結合しているからなんです。

長時間、勉強ばかりしても時間に見合った成果を得ることはできません。

それは 緩和モード = 情報結合の時間 がないからです。

ある程度勉強したら、意図的に休憩(緩和モード)を取り入れることが大切ということです。

頑張りすぎる人であればあるほど、長時間学習の罠にかかってしまいますので注意が必要です。

解決策

適度な休憩をとりながら計画的に勉強するポモドーロ勉強法がオススメです。

ポモドーロ勉強法に関しての記事はコチラから

忘れるまえに復習する

復習は想起学習といい、記憶を定着化させる勉強方法のなかでも効果が高いものです。

筆者も小学校のときに「帰ったら今日習ったことを復習するように」と先生によく言われたものです。

ですが、復習のタイミングについて興味深い研究があります。

研究内容は、「復習をするタイミングをグループごとにずらし、どのタイミングで復習するのがベストなのかを調べる」といったものです。

結果、復習タイミングが早いグループほど学期末の成績がわるかったという驚きの結果になりました。

逆に1番よかったのは、勉強内容を忘れたころに復習していたグループでした。

これは脳のメカニズムが影響しています。

早いタイミングで復習しても、まだ覚えている情報ですので脳はとくに反応しません。

忘れかけたタイミングだと、脳は必死に思い出そうと活性化し、記憶として残りやすくなります。

脳が活性化しないタイミングで復習を行っても効果がうすいということです。

復習のタイミングには気をつけましょう。

解決策

復習は適度なタイミングで行うことが必要。

復習の仕方を含めた「想起学習」に関しての記事はコチラから

スマホを使って勉強する

スマホを使って学習をするのは、効率がいいように思えます。

手軽に検索もできるし、勉強に使えるアプリも多く存在します。

では、なぜスマホを使って学習するのがいけないのか?

それはスマホは集中力を下げるのに特化した媒体だからです。

画面を見ているとLINEやTwitterなどから通知が届きます。

集中して勉強していても、画面上に通知が見えると、脳はそちらに反応し集中力が途切れてしまいます。

1度切れた集中力を、元の状態に戻すのには10~15分かかるといわれており勉強効率は下がる一方です。

カリフォルニア大学の研究によると、目の前に置いてあるスマホの電源を切っていたとしても、ポケットにしまっていたとしても、集中力が睡眠不足のときと同等程度に下がったことがわかりました。

通知もすべてオフにしても「もしかしたら通知がきてるかも」と、気が逸れてしまう影響もあるでしょう。

スマホで勉強をするのはやめたほうがいいどころか、そもそも勉強中はスマホ自体を物理的に離しておくのが望ましいです。

まとめ

  • 間違った勉強方法はすぐにやめるべき
  • 間違った勉強方法として下記がある
    1. 単語を覚えるだけの勉強方法
    2. テキストを何度も読んで勉強しようとする
    3. 長時間連続して勉強する
    4. 忘れるまえに勉強する
    5. スマホを使って勉強する
  • テストでいい点をとる1番の近道は勉強方法を見直すこと

間違った勉強方法を続けても、結果はついてきません。

逆に正しい勉強方法を続けることができたならば、まわりと差をつけることができます。

頭のよさでテストの点数は決まりません。

科学的に正しい学習方法を繰り返すことが重要です。

この記事を読んでいるあなたは、正しい勉強方法をしたいという気持ちは持っています。

正しい勉強方法の知識も手に入れたはずです。

得た知識を実践し効果を実感してみてください。

効率のいい勉強方法(アクティブ・ラーニング)に関する記事は下記からご覧ください。

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  • この記事を書いた人

うぇる

◆島根県在住 ◆勉強に関する書物を独自に研究 ◆年間に複数の資格を受ける勉強マニア ◆得た知識を、わかりやすく解説する『スタディノオト〜Study Note〜』を開設

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